Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「MOVEit Transfer」にあらたな脆弱性 - 5月末以降、3度目の更新

現地時間5月31日に公開したアップデートでは、ウェブアプリケーションにおけるSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2023-34362」を修正した。

同脆弱性に対しては、ランサムウェアを展開することで知られるグループによってゼロデイ攻撃が展開されている。

3月以降に悪用されていた可能性も指摘されており、脆弱性を修正するだけでなく、既存環境が侵害されていないか調査し、必要に応じて対策を講じるよう呼びかけられていた。

現地時間6月9日には当時CVE番号の採番がないまま、「CVE-2023-34362」とは異なるSQLインジェクションが複数存在することをアドバイザリで公表。アップデートをリリースした。

その後、同脆弱性に関しては6月12日に「CVE-2023-35036」が採番されている。

(Security NEXT - 2023/06/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局