Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

アバントグループ子会社でランサム被害 - サービスは再開へ

ソフトウェア開発や販売を手がけるアバントグループは、子会社であるインターネットディスクロージャーがランサムウェアによるサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。

同社において、5月30日未明にシステムが侵害されていることを確認。その後の調査でランサムウェアによる被害であることが判明した。発表している内容以上のことはコメントできないとして、攻撃を受けた原因、脅迫の有無など具体的な内容についてはコメントを避けた。

同社では5月31日に警察へ相談し、6月1日に個人情報保護委員会へ報告。「開示Net」「総務Net」「eRules」「誤字チェック」の4サービスと同社ウェブサイトを一時停止し、外部協力のもと情報漏洩の可能性も含めて調査している。

一時停止していた「eRules」「誤字チェック」については、6月5日にサービスを再開。6月7日には「開示Net」「総務Net」の提供を開始した。隔離した環境に保存してあり、影響を受けなかったリカバリー用データより復旧したという。

同社ウェブサイトについては引き続き復旧作業を進めている。

(Security NEXT - 2023/06/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2Q「JVN iPedia」登録は1万件超 - 98.7%が「NVD」情報
Bitnamiの一部「Helm Chart」に脆弱性 - 機密情報漏洩のおそれ
「Cisco ISE」の複数脆弱性を狙う攻撃が発生 - 早急に対処を
セミナー申込フォーム、確認設定から他者が閲覧可能に - 山口県
日本語学習支援施設のサイトが改ざん被害 - 横浜市
フォームで個人情報が閲覧可能に、社内共有時のミスで - スーパーチェーン
サーバがランサム被害、個人情報流出の可能性 - 川崎設備工業
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)