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アバントグループ子会社でランサム被害 - サービスは再開へ

ソフトウェア開発や販売を手がけるアバントグループは、子会社であるインターネットディスクロージャーがランサムウェアによるサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。

同社において、5月30日未明にシステムが侵害されていることを確認。その後の調査でランサムウェアによる被害であることが判明した。発表している内容以上のことはコメントできないとして、攻撃を受けた原因、脅迫の有無など具体的な内容についてはコメントを避けた。

同社では5月31日に警察へ相談し、6月1日に個人情報保護委員会へ報告。「開示Net」「総務Net」「eRules」「誤字チェック」の4サービスと同社ウェブサイトを一時停止し、外部協力のもと情報漏洩の可能性も含めて調査している。

一時停止していた「eRules」「誤字チェック」については、6月5日にサービスを再開。6月7日には「開示Net」「総務Net」の提供を開始した。隔離した環境に保存してあり、影響を受けなかったリカバリー用データより復旧したという。

同社ウェブサイトについては引き続き復旧作業を進めている。

(Security NEXT - 2023/06/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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