Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米政府、ランサムウェア対応ガイドの改訂版を公開

米政府は、ランサムウェアによる被害の低減を支援するため、「#StopRansomwareガイド」の改訂版を米時間5月23日に公開した。

同ガイドは、ランサムウェア攻撃の感染や脅迫被害の予防をはじめ、攻撃の検出、対応、回復までワンストップでベストプラクティスを取りまとめたもの。CISAのウェブサイトよりダウンロードすることができる。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)と米MS-ISACが、2020年9月に共同でガイドをリリース。その後攻撃の巧妙化が加速していることを受けて米連邦捜査局(FBI)、米国家安全保障局(NSA)が加わり、米共同ランサムウェア対策フォース(JRTF)のもと改訂版を公開した。

今回の改訂では、同国で進めるキャンペーン「#StopRansomware」を踏まえた名称に変更。昨今の攻撃事情を踏まえてチェックリストを拡張し、検出や分析など脅威の検出を支援するための情報を追加している。

またよく見られる初期感染の被害を防止するため、認証情報の漏洩やソーシャルエンジニアリングを防止するための情報などを加筆。クラウドバックアップ、ゼロトラストアーキテクチャなどの対策なども盛り込んだ。

(Security NEXT - 2023/05/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起