グループで利用するクラウドサービスに不正アクセス - エーザイ
製薬大手のエーザイは、同社グループで利用しているパブリッククラウドサービスにおいて不正アクセスを受けたことを明らかにした。
同社によれば、4月28日に海外グループ会社従業員のアカウントを不正に用いて、同社グループで利用するクラウドサービスに対する不正アクセスが行われたという。
不正アクセスの影響により、同社や関連会社であるEAファーマ、カン研究所、サンプラネットの一部取引先関係者の個人情報が外部に流出した可能性がある。
対象となるのは、2018年5月から2023年4月に同社および関係会社が管理するクラウドサービス上において、業務のためプロジェクトへ招待されたり、アクセス権限の付与、メーリングリストへの登録、ID管理システムへの登録などが行われた取引先関係者約1万1000件の個人情報。氏名とメールアドレスが含まれる。
問題の発覚を受け、同社グループでは外部からのアクセスを遮断するとともに、被害の状況や原因について調査を進めている。対象となる関係者に対しては、5月19日に経緯を報告し、謝罪するメールを送信した。
(Security NEXT - 2023/05/23 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
民泊事業者情報をサイトで誤公開、ファイル内に残存 - 北海道
Fortinet、「FortiOS」に関する複数の脆弱性を解消
「FortiSIEM」に深刻なRCE脆弱性 - 実用的な悪用コードも
医師や患者の個人情報など含む書類を紛失 - 関東信越厚生局
オンライン会議ツール「Zoom」に「クリティカル」脆弱性
ランサム攻撃、リモートアクセス機器経由で侵入 - サンリオ関連会社
サンリオ関連会社でランサム被害 - 個人情報が流出した可能性
米当局、「IE」「Excel」「WinRAR」の脆弱性悪用に注意喚起
「Chrome」にアップデート - 6件のセキュリティ修正
Adobe、13製品にセキュリティパッチ - 脆弱性68件に対応