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「VMware Aria Operations」に4件の脆弱性 - アップデートを提供

「VMware Aria Operations(旧vRealize Operations)」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

非公開で通知を受け、同製品において4件の脆弱性が判明し、修正を行なったもの。

「CVE-2023-20877」は、読み込み権限を持つユーザーによって悪用されるおそれがある権限昇格の脆弱性。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「8.8」、4段階の重要度において上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングされている。

悪用にはアプリケーションの管理者権限が必要となるが、基盤となるシステムのroot権限を取得することが可能となる「CVE-2023-20879」「CVE-2023-20880」や、データの破壊が可能となる「CVE-2023-20878」など、重要度が1段階低い「中(Moderate)」とされる脆弱性3件についてもあわせて明らかとなった。

同社では脆弱性を修正するホットフィクス「同8.10 Hot Fix 4」「同8.6 Hot Fix 10」をリリースした。現地時間4月20日にリリースしたばかりの「同8.12」については影響を受けないとしている。またスイート製品である「VMware Cloud Foundation」についても更新するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/05/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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