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返却したPOSレジに組合員データが残存 - 大学生協みやぎインカレ

宮城県内の大学や高専に店舗を展開する大学生協みやぎインターカレッジコープは、リース会社に返却したPOSレジ内部に、一部の組合員データが残存していたことを公表した。データが外部に流出する可能性は低いとしている。

同組合によれば、2月にリース会社へ返却したPOSレジ内部に一部組合員のデータが残存していたもの。対象となるのは、2022年12月時点で同組合に加入していた組合員4326人の氏名で、そのうち46人については電話番号も含まれる。

データを利用するには特定のネットワークに接続してIDやパスワードを入力する必要があり、氏名は暗号化されているという。また問題の判明を受けてPOSレジを引き揚げた回収業者に確認したところ、回収業者ではPOSレジを粉砕処理しており、同社より「データ消去処理作業完了証明書」を受領したとして、残存データが外部に流出した可能性は低いとしている。

同組合では、氏名と電話番号が流出したおそれのある46人に書面で経緯を報告するとしている。

(Security NEXT - 2023/04/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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