Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ふたたび「vm2」に深刻な脆弱性 - 4月に入り3度目のアップデート

サンドボックス環境を提供するNode.jsライブラリ「vm2」にふたたび深刻な脆弱性が明らかとなった。4月に入り、3度目のアップデートとなる。

例外処理に問題があり、サンドボックスを回避してホスト上で任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2023-30547」が明らかとなったもの。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において、ベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」と評価されている。

4月以降、同じく「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性「CVE-2023-29017」「CVE-2023-29199」が相次いで判明し、アップデートがリリースされたが、異なる脆弱性のため注意が必要。

開発者は、4月17日に今月3度目となる「同3.9.17」をリリースし、「CVE-2023-30547」を解消した。脆弱性に関しては実証コード(PoC)も公開されている。

(Security NEXT - 2023/04/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

GitLab、クリティカルパッチを公開 - 脆弱性17件に対応
「TSUBAME」の観測グラフを公開休止 - より利便性の高いデータ提供を検討
顧客情報含むUSBメモリが電車内で盗難 - トヨタホーム東京
サイバー攻撃被害が判明、影響範囲など調査 - 異物検査機メーカー
動画配信サービス「Hulu」にPWリスト攻撃 - 強制リセット実施
「Spring Framework」にパストラバーサルの脆弱性
「Spring Framework」に複数のDoS脆弱性 - アップデートで修正
「Apache OFBiz」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Ruby環境向け「SAMLライブラリ」に深刻な脆弱性
ランサム被害、委託先の設定ミスが侵入経路に - 不動産仲介会社