Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「LINEギフト」で出店者に不適切な情報提供 - 通信内容に送り主の情報も

また「LINEギフト」や過去に提供していた一部eコマースサービスにおいて、2015年2月以降、特定操作を行なった場合に本来受け取り主が参照できない送り主に関する情報が、通信内容に含まれていることが判明した。

対象となるのは、送り主側における「LINE」アプリ上の受取り主の表示名、クーポンの情報のほか、送り主の友だちの情報や検索語句といった遷移元の情報のほか、経由元、流入元などの情報が含まれる。

さらに一部のユーザーでは、認証情報が含まれるケースもあった。認証情報はログインパスワードではなく、サービス内で利用者の識別に用いていたもので、有効期限が設定されており、すでに無効化されているとしている。

誤った実装が原因としており、通常の閲覧方法で表示されることはないが、通信内容を分析することで取得可能だった。

同社では2月24日にシステムをチェックする過程で問題を把握し、3月9日に通信内容より問題の情報を削除。4月17日より影響を受けた利用者へ通知を行なっている。

(Security NEXT - 2023/04/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

水道メーター取替業務の一部伝票が所在不明に - 門真市
メアド記載のメールを複数団体に送信、メール再利用で - 佐賀県
「Firefox 125.0.1」をリリース、脆弱性15件を修正
再委託先における2023年2月のランサム被害を公表 - 国交省
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
募金サイトで他人クレカ番号による少額寄付 - 利用できるか確認か
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
Oracle、「Java SE」に関する脆弱性13件を修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ441件の脆弱性に対応
メール誤送信で横断幕掲示応募者のメアド流出 - 飯塚オートレース場