自治体向け「議会運営サービス」にサイバー攻撃
フューチャーインが自治体向けに提供している「議会ソリューションサービス」のサーバが不正アクセスを受け、不正侵入されたことがわかった。一時サービスが停止したが、4月14日より順次再開している。
「議会ソリューションサービス」は、議会中継や登庁管理、会議録検索など、自治体の議会運営を支援するソリューション。4月9日ごろより外部から大量のアクセスが発生。4月11日にIDやパスワードの総当り攻撃を受け、一部サーバが不正侵入された形跡が確認された。
同社では同日午後より、同ソリューションの「会議録検索システム」「議会中継システム」「登退庁・在席表示確認システム」「会議開催表示システム」に対する外部からのアクセスを遮断。影響を受けた自治体へ事態を報告するとともに、調査や復旧作業を進めていた。
同社では翌12日にシステムの脆弱性を特定し、対策を実施。同月14日より導入する自治体と調整のうえ、順次サービスを再開している。情報の流出や悪用などは確認されていないという。
(Security NEXT - 2023/04/14 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
個人情報含む行政文書を紛失、誤廃棄の可能性 - 公取委
顧客情報含むファイルを提携金融機関にメールで誤送信 - みずほ銀
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
先週注目された記事(2025年6月8日〜2025年6月14日)
教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性