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MS月例パッチで修正されたゼロデイ脆弱性、ランサム感染活動で悪用

Kasperskyは、サイバー犯罪グループにおいて攻撃が洗練されてきており、金銭的な目的で活動する犯罪グループなどは、ゼロデイ脆弱性を取得し、日常的に悪用するだけのリソースを持つケースもあると指摘。

同社は、一連の攻撃で使用されたファイルや攻撃に用いられたドメイン、ハッシュ値などの「IoC(Indicators of Compromise)」情報を公開した。

悪用されるおそれがあり、アップデートを行う時間を確保するためとして脆弱性の詳細については明らかにしていないが、アップデートがリリースされた4月11日より9日後には情報を更新し、詳細を公表するとしている。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)においても、「CVE-2023-28252」を「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」に追加。注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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