ファイル誤り個人情報を誤掲載 - サーバより削除せず検索可能に
福島県楢葉町の屋内体育施設である「ならはスカイアリーナ」のウェブサイトにおいて、利用者の個人情報含むファイルを誤って掲載するミスがあり、個人情報が流出したことがわかった。
同町から委託を受け同施設を運営しているJヴィレッジによれば、1月27日にウェブサイトの「予約状況カレンダー」へ予約状況を案内するPDFファイルを掲載すべきところ、誤って個人情報を保存した表計算ファイルを掲載してしまったという。
問題のファイルには、事故発生時の救急対応のため提供された2021年4月2日から2023年1月24日までのビジター利用者1214人に関する個人情報が記載されていた。氏名、市町村名、電話番号、生年月日、性別、血液型、学校名、保護者名、緊急連絡時電話番号、健康に関する留意事項などが含まれる。
翌日28日に利用者から指摘があり問題が判明。リンクをPDFファイルに置き換えたが、問題のファイルそのものは、サーバ上より削除しておらず、引き続きアクセスが可能な状態にあり、検索エンジンにも登録された。
あらためて4月7日に外部から指摘があり、サーバから問題のファイルを完全に削除した。同社では、対象となる利用者に電話で経緯の報告と謝罪を行っている。
(Security NEXT - 2023/04/21 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
課税調査中に個人情報含む資料を紛失 - 京都市
自治体向け資料に個人情報、図関連データとして内包 - 兵庫県
事務局内情報共有サイト、アクセス制限なく情報流出 - 岩手県
中等教育学校で受験生資料含むUSBメモリを紛失 - 新潟県
「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
不正アクセスでトップページ改ざん、外部サイトへ遷移 - 文字起こしサービス会社
図書館サーバからスパム送信、更新時の未承認設定変更が影響 - 岡山県
まもなく年末年始、長期休暇前にセキュリティ総点検を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ
