Google、「Chrome 112」をリリース - 16件のセキュリティ修正
Googleは、ブラウザの最新版となる「Chrome 112」をリリースした。複数の脆弱性を解消している。
Windows向けに「同112.0.5615.50」「同112.0.5615.49」、macOSおよびLinux向けに「同112.0.5615.49」をリリースしたもの。
今回のアップデートでは、セキュリティに関する16件の修正を実施。CVEベースで14件の脆弱性に対応したことを明らかにしている。重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は2件。ヒープバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2023-1810」や、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2023-1811」に対処した。
あわせて「中(Medium)」とされる9件の脆弱性や「低(Low)」とされる3件の脆弱性を解消している。同社は数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2023-1810
CVE-2023-1811
CVE-2023-1812
CVE-2023-1813
CVE-2023-1814
CVE-2023-1815
CVE-2023-1816
CVE-2023-1817
CVE-2023-1818
CVE-2023-1819
CVE-2023-1820
CVE-2023-1821
CVE-2023-1822
CVE-2023-1823
(Security NEXT - 2023/04/05 )
ツイート
PR
関連記事
教員採用選考受検者の自己申告用紙が所在不明に - 新潟県
他県で実施した中学校自然教室で生徒名簿が所在不明に - 横浜市
誤った住所へ会員証を送付、システムトラブルで - JAF
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
MDMサーバから従業員情報流出、削除データも - ジブラルタ生保
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
ファッション通販サイトに不正アクセス、通知メールが送信
サイバー攻撃で元従業員情報が流出した可能性 - クミアイ化学工業
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供