Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

基幹システムがランサム被害、生産に支障なし - 食品包装メーカー

食品包装の製造、販売を手がけるギンポーパックは、ランサムウェアによるサイバー攻撃を受けたことを明らかにした。

同社によれば、3月3日夜から4日早朝にかけて、業務システムにおいて障害を検知したため確認を行ったところ、社内サーバに保存されていたファイルが暗号化されていることを確認。ランサムウェアに感染したことが判明した。

同社では3月8日に個人情報保護委員会へ報告。同月16日に警察へ被害を申告した。被害の拡大防止措置を講じるとともに、情報漏洩などの影響も含め、調査を進めている。

復旧作業を進めているが、すべて復旧するには1カ月から2カ月程度要する見込みだという。基幹システムは使用できない状況だが、工場生産に問題はなく、製品の製造、供給は継続可能としており、紙ベースで受注や発送などへ対応する体制を整備した。

(Security NEXT - 2023/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

資料請求フォームで個人情報が閲覧可能に、過去にも発生 - 会津短大
予防接種の予診票が所在不明 - 沖縄市のクリニック
9000人に送信したセミナー案内メール本文に個人情報 - 東京都
「Apple Account」の乗っ取り被害、端末初期化 - 情報流出懸念も
手術情報含むデータ移管用USBメモリが所在不明 - 倉敷中央病院
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
データ管理システムで設定ミス、顧客情報が閲覧可能に - ピラティス専門店