2月のDDoS攻撃は減少、約100件を観測した日も - IIJレポート
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、2月に同社で観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。前月より減少したが、初旬の3日間に攻撃が集中するなど特徴も見られた。
同社が提供するサービスやバックボーンを通じて観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめたもの。同月の攻撃は561件で、前月の687件から減少した。1日あたりの平均攻撃件数は20.0件で前月から2.2件減となる。
同月2日より4日にかけて攻撃が集中しており、3日間で200件を超える攻撃を観測。ピークを迎えた3日には約100件の攻撃が行われたという。
もっとも規模が大きかった攻撃は、DNSプロトコルを用いたリフレクション攻撃。約59万ppsのパケットにより、約4.5Gbpsのトラフィックが発生した。前月の約508万pps、約45.3Gbpsと比較すると約10分の1の規模に縮小している。
継続時間がもっとも長かったのは、DNSやNTPなど複数のプロトコルを用いたリフレクション攻撃で、37分にわたって継続した。最大で2.9Gbpsの通信が発生したという。
(Security NEXT - 2023/03/30 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ