Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「JavaScript」のランタイム環境「Deno」に脆弱性

「JavaScript」のランタイム環境である「Deno」に脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

「同1.32.0」の「ArrayBuffer」において域外へのアクセスが可能となる脆弱性「CVE-2023-28445」が判明したもの。同バージョンのみ影響があり、現地時間3月22日にリリースされたばかりのため、影響は限定的と見られる。

GitHubにおいて共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.9」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

現地時間3月23日にリリースしたアップデート「同1.32.1」において「ArrayBuffer」を無効化することで一時的に脆弱性へ対処した。脆弱性を修正し、「同1.32.2」にて「ArrayBuffer」を再び有効化する予定。オンラインサービス「Deno Deploy」に関しては影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2023/03/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

国会図書館のシステム開発再委託先で侵害 - 影響範囲を調査
ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox 145」をリリース - 16件の脆弱性に対処
「Ivanti EPM」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正
口座振込通知書を誤送信、データ出力時のミス気付かず - 燕市
地域計画PDFに個人情報 墨塗りでも参照可能 - 小千谷市
国勢調査書類、未回答世帯の訪問時に紛失か - 大野城市