Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ArubaのNAC製品に深刻な脆弱性 - 任意のユーザーを作成可能に

Hewlett Packard Enterprise傘下のAruba Networksは、ネットワークアクセス管理製品「ClearPass Policy Manager」向けに複数の脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースした。深刻な脆弱性にも対処している。

同製品は、ユーザーや機器におけるアクセス権やポリシーなどを一元管理できるセキュリティソリューション。あわせて8件の脆弱性が明らかとなった。

なかでも「CVE-2023-25589」については、重要度がもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

同脆弱性はウェブ管理インタフェースに存在し、認証なしにリモートより任意のユーザーを作成することが可能となる。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」。同社のバグ報奨金プログラムを通じて報告を受けたという。

また重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性4件や、「中(Medium)」とされる3件なども判明している。

同社では、これら脆弱性を解消した「ClearPass Policy Manager 6.11.2」「同6.10.8 Hotfix 1 for Security」「同6.9.13 Hotfix 1 for Security」をリリース。アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/03/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ブラックフライデー」狙いのドメイン取得増加 - 偽通販サイトに警戒を
クラファン支援者向けの案内メールで誤送信 - レノファ山口
動画イベントのキャンペーン応募者情報を誤公開 - 皮膚科クリニック
高校情報共有ツールで個人情報が閲覧可能に、成績なども - 東京都
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
行政文書を紛失、書架移動の繰り返しで紛失か - 愛知労働局