Google、最新ブラウザ「Chrome 111」を公開 - 40件のセキュリティ修正
Googleは、ブラウザの最新版となる「Chrome 111」をリリースした。セキュリティに関する40件の修正が含まれる。
Windows向けに「同111.0.5563.65」「同111.0.5563.64」、macOSおよびLinux向けに「同111.0.5563.64」をリリースしたもの。セキュリティに関する40件の修正を行っており、CVEベースで24件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。
重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれていない。
重要度が2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性は8件。「Swiftshader」において解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2023-1213」や、JavaScriptエンジン「V8」に判明した型の取り違え「CVE-2023-1214」などに対応した。
さらに「中(Medium)」とされる11件や、「低(Low)」とされる5件を修正している。同社は数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2023-1213
CVE-2023-1214
CVE-2023-1215
CVE-2023-1216
CVE-2023-1217
CVE-2023-1218
CVE-2023-1219
CVE-2023-1220
CVE-2023-1221
CVE-2023-1222
CVE-2023-1223
CVE-2023-1224
CVE-2023-1225
CVE-2023-1226
CVE-2023-1227
CVE-2023-1228
CVE-2023-1229
CVE-2023-1230
CVE-2023-1231
CVE-2023-1232
CVE-2023-1233
CVE-2023-1234
CVE-2023-1235
CVE-2023-1236
(Security NEXT - 2023/03/09 )
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