Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Commons FileUpload」に脆弱性 - Apache Tomcatなども影響

ファイルのアップロード機能を提供する「Apache Commons FileUpload」に、DoS攻撃を受けるおそれがある脆弱性が明らかとなった。同パッケージを含む「Apache Tomcat」なども修正が実施されている。

アップロードのリクエスト処理において件数の制限が設けられていないため、サービス拒否を引き起こすことが可能となる「CVE-2023-24998」が明らかとなったもの。

開発グループでは、重要度を「重要(Important)」とレーティングしており、2月13日にリリースした「同1.5」にて脆弱性を修正した。

同パッケージを実装している「Apache Tomcat」なども影響を受ける。「Apache Tomcat」の開発チームでは2022年12月11日に脆弱性の報告を受けたとしており、1月13日から19日にかけてリリースした「同10.1.5」「同9.0.71」「同8.5.85」にて修正済みだという。

(Security NEXT - 2023/02/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起