Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「VMware vRealize Log Insight」の深刻な脆弱性、PoCが公開

ログ統合管理ツール「VMware vRealize Log Insight」に脆弱性が明らかとなった問題で、複数の脆弱性に関する実証コードが公開されたことがわかった。

VMwareは、現地時間1月24日に同製品のセキュリティアップデートをリリース。4件の脆弱性「CVE-2022-31706」「CVE-2022-31704」「CVE-2022-31710」「CVE-2022-31711」へ対処した

なかでも「CVE-2022-31706」「CVE-2022-31704」については、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアが「9.8」と高く、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

いずれも外部には非公表のもと、同社に対して報告が行われ、アドバイザリのリリース当初に悪用は確認されていなかったが、その後、「CVE-2022-31706」「CVE-2022-31704」「CVE-2022-31710」についてはエクスプロイトコードが公開されたとしてあらためて注意を喚起した。

これら3件の脆弱性に関して、現地時間1月31日にHorizon3.aiが組み合わせることで、攻撃者がroot権限でリモートよりコードの実行が可能になるとし、詳細を明らかにしている。デフォルト構成で悪用できると指摘。実証コード(PoC)も公開している。

(Security NEXT - 2023/02/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chrome」にセキュリティアップデート - 8件の修正を実施
IoT機器ファームウェアのOSS構成分析ツール - バイナリにも対応
委託先が帰宅途中にPC紛失、HDDは暗号化 - 広島県指定検査機関
「TRINUS STORE」でクレカ情報の流出被害 - DBから顧客情報も
「Telerik UI」の既知脆弱性、米政府で被害 - 脆弱性スキャナ導入も検知できず
狙われる「Telerik UI for ASP.NET AJAX」の既知脆弱性
Cisco製の小規模向け一部ルータに脆弱性、PoCも - EOLで修正予定なし
メール送信ミスで自治会加入申込者のメアド流出 - 室蘭市
マイナカードの申請者情報含む帳票を誤って手渡すミス - 練馬区
「三井住友信託銀行」装うフィッシング攻撃が発生