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WordPress向けショッピングカートプラグインに脆弱性 - 任意のファイルを閲覧されるおそれ

コルネが提供する「WordPress」向けプラグイン「Welcart e-Commerce」に脆弱性が明らかとなった。

同製品は、コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「WordPress」にショッピングカート機能を追加できるプラグイン。のべ30万回以上ダウンロードされており、2万5000件以上のサイトで活用されているという。

「同2.6.0」以降に「ディレクトリトラバーサル」の脆弱性「CVE-2022-4140」が明らかとなったもの。リモートよりサーバ上にある任意のファイルを閲覧されるおそれがある。JPCERTコーディネーションセンターでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアを「7.5」と評価している。

同脆弱性に関しては、鈴木武氏、三井物産セキュアディレクションの池田雅人氏より情報処理推進機構(IPA)へ報告があり、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。

同社では、脆弱性を修正した「同2.8.6」をリリース。アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2023/01/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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