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健保組合向け管理システムでダウンロード権限の設定ミス

健康保険組合向けに人間ドック受診管理システムを提供しているイーウェルは、健保加入事業者へダウンロード権限を付与するミスがあったことを公表した。

対象となる健保組合へ加入する1社の担当者1人に対し、同組合の全加入者に関する情報を一括でダウンロードできる権限を誤って付与したという。

2019年9月から2022年11月にかけて同組合に加入していた全加入者の個人情報6万1013件がダウンロードされた。氏名、性別、生年月日、年齢、続柄、保険証記号、保険証番号、従業員番号が含まれる。人間ドック申込者については、住所や健診内容も対象となるが、検診結果は含まれない。

イーウェルでは、権限を見直しを実施。一括ダウンロードされたデータより、無関係な情報が削除されたことを確認した。また他取引先のシステムにおいて同様の誤りがないか調査を行っている。

(Security NEXT - 2023/01/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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