スマホアプリ「+メッセージ」にURL偽装が可能となる脆弱性
携帯電話キャリア各社が提供するスマートフォン向けアプリ「+メッセージ」にフィッシング詐欺などへ悪用されるおそれがある脆弱性が判明した。
脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクより提供されている同アプリにおいて、Unicode制御文字の取り扱いに脆弱性「CVE-2022-43543」が明らかとなったもの。
同脆弱性を悪用すると、悪意あるURLを正規サイトのURLと誤認させるよう偽装することが可能で、フィッシング詐欺などに悪用されるおそれがある。
同脆弱性は、角田朱生氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を行った。同センターでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」においてベーススコアを「4.3」と評価している。
脆弱性の判明を受けて、各社はセキュリティアップデートを用意。細工されたURLをクリックした際にダイアログを表示し、警告する機能を追加した。
(Security NEXT - 2022/12/23 )
ツイート
PR
関連記事
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品
従業員がサポート詐欺被害、個人情報流出か - 住友林業クレスト
個人情報含む契約書類を誤送信、アドレス帳で選択ミス - 新潟県
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
中国電力にサイバー攻撃 - 設定不備のリモート接続機器より侵入
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ