Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ランサム検知数が前年の約2.8倍に - カスペまとめ

カスペルスキーは、2021年11月から2022年10月までの1年間に検知したマルウェアの状況を取りまとめた。前年同期から約2.8倍に拡大しているという。

同社製品のクラウド基盤におけるマルウェアの検知状況を取りまとめたもの。Windowsデバイスを標的とした悪意あるファイルについては、1日あたり約32万件を検知した。85%がWindowsを標的としているという。Office形式のマルウェアは約1万5800件で、前年同期の4700件から約3.4倍に増加した。

一方、「ランサムウェア」は、1日あたり9500件を検知。前年同期の3380件から約2.8倍に拡大。「ダウンローダー」についても、1日あたり1万1000件を検知しており、前年同期4530件の約2.4倍となっている。

Androidを標的とする悪意あるファイルは、1日あたり3500件。前年同期比10%増となった。トロイの木馬「Harly」「Triada」などの活動が目立ったという。

(Security NEXT - 2022/12/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

個人情報や生産データが流出した可能性 - JVCケンウッド
日立製ディスクアレイシステム「Hitachi VSP」に平文PWをログ保存する脆弱性
JVNで6製品の使用中止を呼びかけ - 脆弱性見つかるも開発者と連絡不能
バッファローのNAS製品にMITM攻撃でコード実行のおそれ
米当局、脆弱性3件の悪用に注意喚起 - FortinetやIvantiの製品が標的に
USB紛失で町長ら減給、不正利用判明すれば再度処分を検討 - 佐久穂町
小規模事業者持続化補助金の事務局がランサム被害
JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
「auひかり」向けのブロードバンドルータに複数の脆弱性
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超