Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

約29万人に振込不能メールを誤送信、アクセスが集中 - 北國銀

北國銀行は、振込不能の通知メールを無関係のオンラインバンキング契約者に対して誤送信するミスがあったことを明らかにした。アクセスが集中し、一時ログインしづらい状況に陥ったという。

同行によれば、12月5日に顧客1人に対して振込不能を通知するメールを送信しようとしたところ、誤って同行の個人向けオンラインバンキングサービス「北國クラウドバンキング」の全契約者約29万人へ送信するミスがあったという。また約6万人に対しては同様の内容が二重に送信された。

問題のメールは、同日11時より15時ごろにかけて配信され、メールを見た顧客からのアクセスが同行オンラインバンキングへ集中。ログインしづらい状況が発生し、サポートデスクの電話にもつながりにくい状態となった。

同行では、誤送信の原因について人為的なミスだったと説明。システムの不具合などは発生しておらず、同行に対するサイバー攻撃についても否定している。

アクセスの集中については5日の時点で解消しており、翌6日には通常どおりサービスを提供している。

(Security NEXT - 2022/12/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Java向けHTTPクライアントライブラリのCookie管理に深刻な脆弱性
「au PAY」装うフィッシング - ポイントプレゼントなどと誘惑
SDGs勉強会の案内メールで誤送信 - 栃木県産業振興センター
個人情報含むアンケート回答情報が閲覧可能に - セレッソ大阪
生徒の個人情報含む紙を再利用して配布 - 石岡市の中学校
データ消去が不十分なSSDを廃棄処分、認識不足で - 南生協病院
「Cisco NX-OS」に不正イメージを起動できる脆弱性
SailPointの「IdentityIQ」に深刻な脆弱性 - 修正パッチを公開
ウェブ運用管理ツール「CyberPanel」の脆弱性悪用に警戒を
プレゼント装うフィッシング詐欺 - 本人確認と称してクレカ情報詐取