Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

eポートフォリオ「Mahara」に深刻な脆弱性 - アップデートの適用を

eポートフォリオの作成が行えるソフトウェア「Mahara」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

特定の条件下で埋め込み画像にアクセスが可能となるアクセス制御不備の脆弱性「CVE-2022-42707」が明らかとなったもの。リモートより悪用が可能で情報漏洩が生じるおそれがある。

またUbuntuの環境下において「ghostscript」で「-dSAFER」フラグが設定されていない場合、PDFのエクスポート機能においてリモートよりコードの実行が可能となる脆弱性「CVE-2022-44544」が判明した。

開発チームでは「CVE-2022-42707」の重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティング。「CVE-2022-44544」については特に重要度を示していない。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において「CVE-2022-44544」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」と評価。「CVE-2022-42707」については、CVSS基本値を「7.5」、重要度を「高(High)」としている。

開発チームでは、これら脆弱性を修正した「同22.10.0」「同22.04.3」「同21.10.5」「同21.04.7」をリリース。できるだけ早くアップデートを実施するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/11/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み