Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

経産省、工場向けのセキュリティガイドラインを策定

経済産業省は、「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン Ver 1.0」を策定した。

同ガイドラインは、工場における安全性や生産性がサイバー攻撃によって損なわれることを防止するために策定された指針。業界団体や企業が工場のセキュリティ対策を構築する上で参照すべき考え方やステップを示した手引きとなっている。

ネットワークに接続される機会が工場において増加しており、意図的、偶発的に関わらずサイバー攻撃を受けるリスクがあると指摘。

工場におけるセキュリティ対策の底上げを支援する内容となっており、ITシステム部門や生産関係部門、戦略マネジメント部門、監査部門、機器ベンダーなどを想定読者としている。

セキュリティ対策の企画、導入の進め方について3段階にわけて解説。最初のステップでは経営目標、法令状況といった内外要件、業務や保護の対象、重要度などについて整理。

ステップ2として、セキュリティ対策方針の策定、システム構成面および物理面より対策を立案。ステップ3ではサプライチェーンを意識しつつ、セキュリティ対策をPDCAサイクルに移し、攻撃の早期発見や改善、スキル向上などにも取り組む。

(Security NEXT - 2022/11/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設