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経産省、工場向けのセキュリティガイドラインを策定

経済産業省は、「工場システムにおけるサイバー・フィジカル・セキュリティ対策ガイドライン Ver 1.0」を策定した。

同ガイドラインは、工場における安全性や生産性がサイバー攻撃によって損なわれることを防止するために策定された指針。業界団体や企業が工場のセキュリティ対策を構築する上で参照すべき考え方やステップを示した手引きとなっている。

ネットワークに接続される機会が工場において増加しており、意図的、偶発的に関わらずサイバー攻撃を受けるリスクがあると指摘。

工場におけるセキュリティ対策の底上げを支援する内容となっており、ITシステム部門や生産関係部門、戦略マネジメント部門、監査部門、機器ベンダーなどを想定読者としている。

セキュリティ対策の企画、導入の進め方について3段階にわけて解説。最初のステップでは経営目標、法令状況といった内外要件、業務や保護の対象、重要度などについて整理。

ステップ2として、セキュリティ対策方針の策定、システム構成面および物理面より対策を立案。ステップ3ではサプライチェーンを意識しつつ、セキュリティ対策をPDCAサイクルに移し、攻撃の早期発見や改善、スキル向上などにも取り組む。

(Security NEXT - 2022/11/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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