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NEC製HAクラスタリングソフトに深刻な脆弱性 - パッチの適用を

NECのHAクラスタリングソフト「CLUSTERPRO X(EXPRESSCLUSTER X)」「CLUSTERPRO X SingleServerSafe(EXPRESSCLUSTER X SingleServerSafe)」のWindows版に複数の脆弱性が明らかとなった。

ファイルの上書きが可能となるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2022-34822」やスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2022-34823」が明らかとなったもの。悪用されると、リモートより任意のコードを実行されるおそれがある。

さらにインストール先をデフォルトより変更している場合に、不適切なデフォルトパーミッションが設定される「CVE-2022-34824」、検索パスに関する脆弱性「CVE-2022-34825」なども判明した。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」において、これら脆弱性のベーススコアをいずれも「9.8」と評価。重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同社では、「同5.0」「同4.3」「同3.3」向けにパッチを用意しており、パッチを適用するか、信頼できるクライアントのみ接続を許可する回避策を講じるよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/11/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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