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市立校で児童健康調査票を誤送信、メアド入力ミスで - 安曇野市

長野県安曇野市は、市内の学校において、児童の個人情報含む健康調査票を第三者へ誤ってメール送信するミスがあったことを明らかにした。

同市によれば、9月22日16時過ぎ、校外学習のための健康調査票を教員がスキャナで読み込み、データをメールに添付して自身のスマホで利用する個人のフリーメールアドレスへ送信しようとしたところ、入力を誤り第三者に送信してしまったという。

誤送信した健康調査票には、児童および生徒37人分の氏名、健康面で配慮すべき点、緊急連絡先などが記載されていた。

私用のメールアドレスへ個人情報を送信することは原則禁止で、やむを得なく持ち出す場合も校長の許可やデータの暗号化、複数による送信先のチェックなどが必要となるが、実施していなかった。送信先となった第三者に謝罪し、削除を要請するメールを送信しているが返信はないという。

今回の問題を受け、同校では臨時保護者会を開催して経緯を説明した。また同市教委では再発防止に向けて教職員を対象とする研修会やeラーニングを実施するほか、市内各校で情報管理マニュアルを再確認し、徹底を図るとしている。

(Security NEXT - 2022/10/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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