Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

SIA、「ファクトチェックセンター」を設置 - 真偽検証して情報配信

セーファーインターネット協会(SIA)は、偽情報や誤情報対策の一環として「日本ファクトチェックセンター(JFC)」を10月1日に設置する。

不確かな情報がソーシャルメディアなどを通じて流通していることを受け、情報空間の健全性向上を目指して同組織を立ち上げたもの。

チェック対象は、メディアで経験を積んだジャーナリストやエディター監修のもと学生が中心となって選定。国際基準に沿って証拠に基づいて情報の真偽を検証し、検証結果や参考情報を「Yahoo!ニュース」をはじめとする情報プラットフォームへ配信する。

また誤情報対策に役立つコンテンツの配信やファクトチェックを行う人材の育成なども進める。

編集長はメディアコラボ代表の古田大輔氏。運営委員長に京都大学大学院教授の曽我部真裕氏、監査委員長に東京大学大学院教授の宍戸常寿氏が就任した。設立にあたっては、Googleの慈善事業部門であるGoogle.orgより150万米ドルの資金援助を受けたほか、ヤフーより支援を受けている。

今後は、ファクトチェック団体の連合組織である「国際ファクトチェックネットワーク(IFCN:International Fact-Checking Network)」の認証を目指すとしている。

(Security NEXT - 2022/09/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ