MS、月例セキュリティ更新で脆弱性63件に対応 - ゼロデイ脆弱性も修正
マイクロソフトは、9月の月例セキュリティ更新プログラムを公開し、CVEベースであわせて63件の脆弱性に対処した。一部脆弱性はすでに悪用が確認されている。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、月例セキュリティ更新プログラムをリリースしたもの。
今回のアップデートでは、「Windows」「Office」をはじめ、「Microsoft Dynamics」「Azure」「Windows Defender」「Windows ALPC」「Windows Codecs Library」「.NET」「Visual Studio」などに明らかとなった脆弱性へ対応した。
63件の脆弱性における最大重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は5件。のこる58件については次に高い「重要(Important)」とレーティングされている。
「クリティカル」とされる脆弱性を具体的に見ると、「Windows TCP/IP」における脆弱性「CVE-2022-34718」や「Windowsインターネットキー交換(IKE)プロトコル拡張機能」の脆弱性「CVE-2022-34721」「CVE-2022-34722」のほか、「Microsoft Dynamics CRM」の脆弱性「CVE-2022-34700」「CVE-2022-35805」に対処している。
(Security NEXT - 2022/09/14 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も

