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NVIDIAのDPDKに脆弱性 - 複数のCisco製品にも影響

NVIDIAが提供するデータプレーンの開発キットに脆弱性が明らかとなった。同製品を実装する複数のCisco Systems製品などへ影響が広がっている。

「NVIDIA Data Plane Development Kit(MLNX_DPDK)」のネットワークスタックにおいて、サービス拒否を引き起こすおそれがある脆弱性「CVE-2022-28199」が明らかとなったもの。

同社では、同脆弱性の共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアを「6.5」とし、セキュリティアップデートとなる「mlnx_dpdk_20.11_5.0.0」を8月29日にリリースした。

同プログラムを実装する製品にも影響が広がっている。Cisco Systemsは、「Cisco Catalyst 8000V Edge Software」「Adaptive Security Virtual Appliance」「Secure Firewall Threat Defense Virtual」の3製品が同脆弱性の影響を受けることを明らかにした。

Ciscoは脆弱性の重要度を「高(High)」、CVSSv3.1基本値を「8.6」と評価。NVIDIAよりもスコアが高くなっている点に注意が必要となる。

(Security NEXT - 2022/09/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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