Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデートが公開 - 「MS Edge」にも新版

Googleは、WindowsやmacOS、Linux向けに同社ブラウザの最新版となる「Chrome 105.0.5195.102」を現地時間9月2日にリリースした。

今回のアップデートは、プロセス間で通信を行うためのライブラリである「Mojo」にデータ検証不備の脆弱性「CVE-2022-3075」が判明し、対処したもの。

同社では脆弱性の重要度を4段階中、2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。匿名で報告を受けたもので、すでに同脆弱性の悪用が確認されているという。

Googleでは、現地時間8月30日にメジャーアップデートとして「同105.0.5195.54」「同105.0.5195.53」「同105.0.5195.52」をリリースして日が浅いが、今回異なる脆弱性へ対処したものであり注意が必要。

マイクロソフトでは、「Chromium 105.0.5195.54」「同105.0.5195.53」「同105.0.5195.52」をベースとし、独自に脆弱性「CVE-2022-38012」を修正した「Microsoft Edge 105.0.1343.25」を9月1日にリリースしたばかりだが、翌2日に急遽アップデートを公開。

「Chromium 105.0.5195.102」をベースとした「Microsoft Edge 105.0.1343.27」にて脆弱性「CVE-2022-3075」を解消している。

(Security NEXT - 2022/09/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

マイナンバー文書を誤廃棄、保存期限の設定ミスで - 上三川町
「VMware Tanzu for Valkey」の脆弱性を修正 - 「クリティカル」も
「PostgreSQL」にセキュリティアップデート - 「13系」は11月にEOL
米当局、「Trend Micro Apex One」に対する脆弱性攻撃に注意喚起
「Flowise」に深刻な脆弱性、パッチは未提供 - PoCが公開
チラシ案内先からイベント申込者情報が閲覧可能に - 佐賀のDC
不正アクセスでシステム障害、情報流出は調査中 - 三浦工業
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
「Trend Micro Apex One」ゼロデイ脆弱性の修正パッチが公開
ファイルサーバがランサム被害、データが暗号化 - 青果流通会社