Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

EC-CUBEが新版公開に向けてバグバウンティを開催中 - 脆弱性診断にはないメリットも

イーシーキューブは、eコマースプラットフォームの新版となる「EC-CUBE4.2」のリリースに向けてバグバウンティを開催している。

新版では、フレームワークのアップデートにくわえて、セキュリティ強化機能の追加、インボイスや改正特定商取引法などへ対応。開発者に向けて7月4日にベータ版を公開しており、9月中旬には正式リリースを予定している。

同社ではベータ版の公開とともに、セキュリティやクオリティの向上を目指して、脆弱性や不具合の報告に対して報奨金を支払うバグバウンティを開催している。すでに約40人が参加しており、8月17日の時点で130件の報告が寄せられている。ユーザーグループで楽しみながら参加しているケースもあるという。

今回のイベントでは発見した内容に応じて点数を付与。18社協賛のもと合計点数により決定した順位に応じて8位まで賞金を贈呈する。首位の賞金は新版のバージョンナンバーを想起させる42万円。上位に入らなくとも報告者には限定Tシャツのプレゼントなどもある。

バグバウンティには同社サイトより参加することが可能で開催期間は8月31日まで。9月21日に「EC-CUBE4.2」のリリースパーティを開催し、表彰なども行う予定だ。

(Security NEXT - 2022/08/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国内セキュリティ産業の振興コミュニティが発足
JPCERT/CCベストレポーター賞、多数の報告で寄与した2人が受賞
研究室に侵入者、個人情報をPCから持ち去りか - 北大
ランサム被害による個人情報流出を確認 - 保険事故調査会社
テモナの「たまごリピート」、脆弱性突かれ侵入 - 流出痕跡は確認されず
「Array AG」狙う攻撃、関連する複数IPアドレスを公開 - IPA
Ruby向けSAML認証ライブラリに深刻な脆弱性 - 最新版へ更新を
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
米当局、「ArrayOS AG」脆弱性など2件を悪用リストに追加
Synology製NASに複数脆弱性 - 情報漏洩やDoSのおそれ