VMware、複数製品向けにセキュリティアップデートを公開
「VMware vRealize Operations」「VMware Workstation」にあらたな脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正したアップデートが提供されている。
「VMware vRealize Operations」では、権限の昇格が生じるおそれがある「CVE-2022-31672」など、あわせて4件の脆弱性が判明した。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、「CVE-2022-31672」がもっとも高い「7.2」と評価されており、同社は重要度を4段階中、上から2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングしている。
このほか、情報漏洩の脆弱性「CVE-2022-31673」「CVE-2022-31674」や認証バイパスの脆弱性「CVE-2022-31675」に対処した。
またWindows向けに提供している「VMware Workstation」では、認証情報の保護に問題がある「CVE-2022-22983」が明らかとなった。CVSS基本値を「5.7」とし、重要度は上から3番目となる「中(Moderate)」としている。
同社は、脆弱性を修正した「VMware vRealize Operations 8.6.4」「VMware Workstation 16.2.4」をリリース。利用者へ注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/08/12 )
ツイート
PR
関連記事
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を
ウェブアプリフレームワーク「Django」に複数脆弱性 - アップデートが公開
「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
米セキュリティ機関、「ScadaBR」既知脆弱性の悪用に警告
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
「Unbound」のDNSキャッシュ汚染脆弱性 - 追加対策版が公開
「Android」に月例パッチ、脆弱性107件に対応 - 2件ですでに悪用も
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
マルウェア対策製品「Avast Antivirus」に権限昇格の脆弱性
