Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

VMware、「ESXi」や「vCenter Server」の脆弱性を修正

VMwareは、セキュリティアドバイザリ3件をリリースし、複数製品に明らかとなった脆弱性を解消した。

「VMware ESXi」では、リターンスタックバッファアンダーフローの脆弱性「CVE-2022-29901」「CVE-2022-28693」や、AMDに明らかとなった脆弱性「CVE-2022-23816」「CVE-2022-23825」に対処した。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアをいずれも「5.6」と評価している。

また「VMware vCenter Server」では、「サーバサイドリクエストフォージェリ(SSRF)」の脆弱性「CVE-2022-22982」が明らかとなった。CVSS基本値は「5.3」。同社はこれら5件の脆弱性について、重要度を4段階中、上から3番目にあたる「中(Moderate)」とレーティングしている。

さらに「VMware vRealize Log Insight」では、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2022-31654」「CVE-2022-31655」が判明。CVSS基本値は「3.9」、重要度は4段階中もっとも低い「低(Low)」とした。

同社では、各製品向けに脆弱性へ対処したアップデートを用意。「VMware vCenter Server」「VMware ESXi」に関する脆弱性の影響を受ける「Cloud Foundation」についても、アップデートの準備を進めている。

(Security NEXT - 2022/07/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

患者情報が閲覧可能に、管理者用URLを誤公開 - 慶応大病院
一部高校生の貸出用端末で成績情報が閲覧可能に - 静岡県
レセプトデータの移管作業に用いるUSBメモリを紛失 - 群馬の病院
学習支援システムの開発サーバから生徒情報が流出か - ECC
PDFを処理する「Ghostscript」にRCE脆弱性 - アップデートで修正
「Firefox」や「Thunderbird」にアップデート - 深刻な脆弱性を修正
サイト改ざんで不正なページが表示 - 手芸用品メーカー
企業承認者のメアド流出、システム不具合で - 案件紹介サービス
再委託先でメール誤送信、イベント参加者のメアド流出 - 香川県
不正アクセスを受け、不正なメール送信 - SOMPO HD傘下の開発会社