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「Amazonプライムデー」に便乗、フィッシング攻撃増加 - 関連ドメイン取得の動きも

オンライン通信販売サイト「Amazon」が毎年1度会員向けに開催している特別セール「Amazonプライムデー」が7月12日、13日と目の前に迫るなか、便乗を狙ったフィッシング攻撃の増加が観測されている。

Check Point Software Technologiesによると、7月第1週に観測されたAmazonに関連する1日あたりのフィッシング攻撃件数は、前月から37%増と目立って急増した。

2022年6月に「amazon」の文字列と関連する新規登録されたドメインは、約1900件にのぼり、このうち9.5%については悪意ある、またはその疑いがあるドメインだった。

2021年は、2303件の新規ドメインが発見され、そのうち78%が危険なものだったが、割合が低下した背景には、「amazon」という文字列を完全に含めないようにするなど、検知を避けようとする動きがあるという。

2021年6月に同様のセールが開催された際も、フィッシングメールが前月比86%増、フィッシングURLに関しても前月比16%増となるなど、例年同セールがサイバー犯罪の標的となっており、同社では注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2022/07/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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