OpenSSLに複数脆弱性 - 対処したアップデートが公開
OpenSSLに複数の脆弱性が明らかとなった。脆弱性を解消したアップデートが提供されている。
開発チームによれば、特定の命令をサポートするx86_64アーキテクチャのCPUにおいて、実装の不備により、2048ビットの秘密鍵の処理で計算中にメモリ破壊が発生する脆弱性「CVE-2022-2274」が判明。
脆弱性を悪用されるとリモートよりコードを実行されるおそれがあり、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。
さらにx86アーキテクチャ向けのAES OCBモードにおいて、AES-NIアセンブリ最適化実装を使用すると特殊なケースでデータが暗号化されない脆弱性「CVE-2022-2097」が明らかとなった。重要度は1段階低い「中(Medium)」と評価されている。
「同3.0.4」については、いずれの脆弱性も存在し、「同1.1.1p」については「CVE-2022-2097」の影響を受ける。
開発チームは、脆弱性に対処した「同3.0.5」「同1.1.1q」をリリースし、利用者にアップデートを呼びかけた。修正プログラムは、これら脆弱性の報告者による協力のもと開発されたという。
(Security NEXT - 2022/07/07 )
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