「Chrome」に緊急アップデート - ゼロデイ脆弱性を修正
Googleは、Windows向けにリリースした「Chrome 103.0.5060.114」をはじめ、Androidや延長安定版において緊急アップデートをリリースした。
Windows向けに公開した「Chrome 103.0.5060.114」では、セキュリティに関する4件の修正を実施。CVEベースで3件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。
具体的には、「WebRTC」におけるヒープバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2022-2294」や、JavaScriptエンジン「V8」における「型の取り違え」の脆弱性「CVE-2022-2295」、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2022-2296」を修正した。
いずれも重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」だが、7月1日に報告された「CVE-2022-2294」に関しては、すでに悪用されていることが確認されているという。
延長安定版についても、WindowsおよびmacOS向けに「同102.0.5005.148」をリリースしており、「CVE-2022-2294」を解消した。
またAndroid向けにリリースした「同103.0.5060.71」においても、「CVE-2022-2294」「CVE-2022-2295」の2件に対処している。
(Security NEXT - 2022/07/05 )
ツイート
PR
関連記事
GeoVision製EOL機器に対する脆弱性攻撃が発生 - 米当局が注意喚起
RadwareのクラウドWAFに脆弱性 - フィルタ回避のおそれ
Cisco IOS XE無線LANコントローラに脆弱性 - root権限奪取のおそれ
SonicWall「SMA100」シリーズに脆弱性 - 初期化やファイル書き込みのおそれ
API管理ツール「WSO2 API Manager」の旧版にXXE脆弱性
「Chrome」にセキュリティアップデート - 修正2件を実施
米政府、GW期間中に悪用確認脆弱性10件を追加
PHPのDB接続ライブラリ「ADOdb」のPostgreSQLドライバに深刻な脆弱性
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性5件を解消
米当局、悪用が確認された既知脆弱性2件について注意喚起