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問合システムにブラインドSQLi攻撃、メアド流出の可能性 - 名古屋大

名古屋大学は、情報システムに関する問い合わせシステムが不正アクセスを受け、メールアドレスが外部に流出した可能性があることを明らかにした。

同大によれば、5月16日に同システムのログを確認したところ、ブラインドSQLインジェクションによる不正アクセスを受けていたことが判明したもの。同システムにおいて質問時に連絡先として入力されたメールアドレス2086件が外部に流出した可能性がある。

攻撃は5月10日4時半ごろより同日10時35分にかけて、また同月14日11時14分から翌15日8時45分ごろにかけてと2回にわたり行われたという。

同大ではプログラムを修正して脆弱性を解消。メールアドレスが流出した可能性がある関係者には、メールで経緯を説明するとともに謝罪した。

今後は、教育研修を強化して関係者の意識向上を図るほか、ウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)の導入を検討するなど、対策を強化するとしている。

(Security NEXT - 2022/06/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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