サーバにサイバー攻撃、情報流出の痕跡見つからず - 長栄
マンション管理を手がける長栄は、同社サーバがサイバー攻撃を受けたものの、情報流出の痕跡は確認されなかったとする調査結果を取りまとめた。
同社のサーバが、5月10日夜にサイバー攻撃を受けたもので、サーバを停止するとともに、外部事業者をまじえて被害状況について調査を進めていた。
同社では、EDRによるエンドポイントの監視、システムやアプリケーション、ネットワーク、仮想ホストのログ調査、収集データに対するフォレンジック調査、攻撃者が使用したツールおよびマルウェアの解析などを実施したと説明。情報を窃取されたり、外部へ流出した痕跡は確認されなかったとした。
一方、サイバー攻撃の具体的な内容や影響、原因については明らかにしていない。本誌の取材に対して同社は、発表している内容以上のことは話せないとし、コメントを避けた。
同社では今回の攻撃発覚を受けて、EDRによる調査や対応体制の整備、VPN機器のアップデート、多要素認証の活用、内部ネットワークの構成変更などを実施。今後はセキュリティ教育、インシデント発生時の対応フロー策定などを進めるとしている。
(Security NEXT - 2022/06/22 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
県立高で生徒進路指導の記録用紙を紛失 - 埼玉県
高校の体験入学申込サイトで個人情報が閲覧可能に - 福岡県
移行時に注文データが異なる個人情報と紐づく不具合 - ambie
産後ケアの利用者名簿を委託業者にメールで誤送信 - 館林市
委託先がランサム被害、ECサイト利用者に影響 - アテックスHD
「Chrome」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Chrome」にアップデート - 5件のセキュリティ修正
「Firefox 143」を公開 - 脆弱性11件を解消
Wondershareのファイル修復ソフトに脆弱性 - パッチ提供状況は不明
UTM製品「WatchGuard Firebox」のVPN機能に深刻な脆弱性