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コロナ療養者の保険証画像を迷惑メール発信者に誤送信 - 広島県

宿泊療養施設では、療養者が医師による診察を円滑に受けることができるよう、入所時に健康保険証をスタッフが携帯電話で撮影。必要時は携帯端末を直接確認することとなっていたが、同施設では2021年6月の開設よりまもなく、複数班で情報を共有するために「SMS(ショートメッセージサービス)」を用いて画像を送信していた。

今回の問題を受け、同県では対象となる療養者および家族に対して経緯を説明するとともに謝罪。情報が悪用される可能性もあるとし、被害に遭った場合の対応について説明した。

また同県が他施設についても調査したところ、「SMS」による情報共有を行っていた施設は今回事故が発生した施設のみだったが、多くの施設で印刷目的などで健康保険証の画像をメールでやり取りしていたという。

同県では再発防止にあたり、健康保険証については通信機能のないデジタルカメラで撮影し、有線で接続したプリンタで印刷するなど、管理体制の強化を図る。またマニュアルの整備や点検、スタッフにおける研修の実施などに取り組む。

(Security NEXT - 2022/05/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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