「Chrome 101.0.4951.64」がリリース - 13件のセキュリティ修正を実施
Googleは、WindowsやmacOS、Linux向けにブラウザのセキュリティアップデート「Chrome 101.0.4951.64」をリリースした。
今回のアップデートは、セキュリティに関する13件の修正を実施したもの。CVEベースで外部より報告を受けた9件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。
4段階ある重要度においてもっとも高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性は含まれておらず、2番目に高い「高(High)」とされる脆弱性が8件、続く「中(Medium)」が1件となっている。
「Sharesheet」に明らかとなった「CVE-2022-1633」や、ブラウザのユーザーインタフェースにおける「CVE-2022-1634」など、解放後のメモリを使用する「Use After Free」の脆弱性7件に対処したほか、実装の不備、ヒープバッファオーバーフローの脆弱性を解消している。
同社では数日から数週間をかけてアップデートを展開するとしている。今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2022-1633
CVE-2022-1634
CVE-2022-1635
CVE-2022-1636
CVE-2022-1637
CVE-2022-1638
CVE-2022-1639
CVE-2022-1640
CVE-2022-1641
(Security NEXT - 2022/05/12 )
ツイート
PR
関連記事
米政府、「Exchange Server」脆弱性で緊急指令 - 週末返上での対応求める
「JWE」のRuby実装に深刻な脆弱性 - 総当たり攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外パッチ
「Azure」や「MS 365 Copilot BizChat」に深刻な脆弱性 - 対応は不要
「HashiCorp Vault」のLDAP認証で多要素認証バイパスのおそれ
「Dell PowerProtect Data Domain」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」
「NVIDIA Triton Inference Server」に複数の深刻な脆弱性
「Trend Micro Apex One」脆弱性でセキュリティ機関も注意喚起
「Trend Micro Apex One」に脆弱性、攻撃も発生 - パッチは8月中旬
プロキシサーバ「Squid」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正