河川敷に患者情報含む書類、原因を調査 - 十和田市立中央病院
十和田市立中央病院は、同院患者の個人情報が記載された書類が、河川敷に投棄されていたことを明らかにした。同院では詳しい原因について調べている。
同院によれば、4月25日11時ごろ、住民からの通報で奥入瀬川遊歩道脇の河原に患者情報含む書類が約20メートルにわたって不法に投棄されていることが判明したもの。問題の発覚を受けて、同院の職員が現場でのべ3回にわたり探索し、あわせて403枚の書類を回収した。
これらは廃棄対象の書類で、3月2日から18日にかけて特定の病棟に入院していた患者の氏名、注射伝票、薬袋、処方箋、検査ラベルなどだという。具体的な記載内容について精査を進めているが、同期間に入院していた患者最大75人分の情報が含まれる可能性がある。
同院では、関係者のヒアリングなど実施し、経緯や原因について調査を進めている。また警察へ被害を相談、青森県へ事態を報告した。対象となる患者に対しては書面により経緯を説明し、謝罪する方針。
従来、書類は焼却施設へ持ち込み、焼却していたが、今回の問題を受け、今後はシュレッダーを導入し、病棟内で処分するよう運用を変更するとしている。
(Security NEXT - 2022/04/26 )
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