「Log4Shell」緩和する「ホットパッチ」にホスト乗っ取りが可能となる脆弱性
具体的には、コンテナがクラスタ外にアクセスしたり、コンテナ以外の環境ではroot権限を取得してコードを実行できるとしており、ユーザーのネームスペースやroot以外の権限で実行されているコンテナなどからも悪用が可能だという。
Palo Altoでは2021年12月20日に脆弱性を発見。翌21日に報告を受けたAWSでは同月23日にコンポーネントを修正したが、対策の回避が可能であることが同月27日に判明。その後調整が行われていた。
AWSでは、4月19日にこれら脆弱性へ対処したホットパッチソリューションの最新版をリリース。利用者へアップデートするよう呼びかけている。
Palo Altoでもホットパッチのアップデートを推奨。現地時間12月17日にリリースされたAmazon Linuxにもパッチが自動で導入されることへ注意するよう求めた。
また「Log4Shell」は、今回明らかとなった脆弱性を凌ぐ大きな問題で攻撃も発生しており、優先して対処すべき脆弱性であることを強調しつつ、利用環境において「Log4Shell」への対策をすでに終えている場合は、今回明らかとなった脆弱性に対処するため、ホットパッチの無効化といった方法も示している。
(Security NEXT - 2022/04/22 )
ツイート
PR
関連記事
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開
	

