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Oracle、四半期パッチをリリース - のべ520件の脆弱性に対応

Oracleは、四半期ごとに公開している「クリティカルパッチアップデート(CPU)」をリリースした。

今回のアップデートは、のべ520件の脆弱性に対処したもので、重複を除くとCVEベースで221件の脆弱性が明らかとなっている。

対象となる製品は「Oracle Database Server」や「Java SE」「MySQL」をはじめ、「Oracle Fusion Middleware」「Oracle PeopleSoft」「Oracle Enterprise Manager」「Oracle Commerce」「Oracle Communications」「Oracle E-Business Suite」「Oracle Secure Backup」のほか、多数製品向けにパッチを用意した。

のべ520件について共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、217件が「7.0」以上と評価されている。このうち77件は「9.0」以上であり、3件については最高値の「10」、他70件についても「9.8」と高い。

また脆弱性によって影響は異なるものの、300件については、リモートより認証なしに悪用が可能だとしている。

(Security NEXT - 2022/04/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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