Lenovo製ノートPCのBIOSに複数脆弱性 - 100モデル以上に影響
2021年10月にこれら脆弱性をLenovoへ報告したESETによれば、「SecureBackDoor」「SecureBackDoorPeim」との名称を持つドライバが存在することへ気がついたことをきっかけに「CVE-2021-3971」を発見したという。
調査を進めたところ、さらに「ChgBootDxeHook」「ChgBootSmm」といったドライバに「CVE-2021-3972」が存在することや、メモリ破壊の脆弱性「CVE-2021-3970」を発見した。
「CVE-2021-3971」「CVE-2021-3972」に関しては、製品の製造工程で使用したUEFIファームウェアドライバに起因。無効化されずにそのまま出荷製品のBIOSイメージへ実装されていた。
Lenovoが公表したアドバイザリでは、対象として114モデルの記載があり、少なくとも2件、多い場合は3件の脆弱性の影響を受けるとし、脆弱性に対処したファームウェアのアップデートを提供している。
一方、開発サポート期間が終了している場合は、リストに記載されていないモデルであっても脆弱性の影響を受けるおそれがあるとESETでは指摘。注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2022/04/20 )
ツイート
PR
関連記事
ファイアウォール基盤「PAN-OS」に判明した脆弱性2件を修正 - Palo Alto
CrowdStrikeのWindows向け「Falconセンサー」に複数脆弱性
「Flowise」のRCE脆弱性 - 旧版に影響と説明
「Tenable Security Center」に脆弱性 - 権限外の操作が可能に
米当局、「Zimbra」の脆弱性に注意喚起 - 軍関係狙うゼロデイ攻撃も
「AWS Client VPN」に権限昇格の脆弱性 - macOS版のみ影響
IBMのアクセス管理製品に深刻な脆弱性 - アップデートを提供
「Nagios Log Server」に複数脆弱性 - 3月の更新で修正
「Chrome」にアップデート、脆弱性3件を修正
「Unity」ランタイムに脆弱性 - 利用アプリは要再ビルド