Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サーバ上の顧客情報が削除される、流出の可能性も - エディオン

家電量販店大手のエディオンは、業務を委託する同社グループ会社がサイバー攻撃を受け、サーバよりデータを削除され、外部に流出した可能性があることを明らかにした。

同社によれば、業務を委託している孫会社のHampsteadが4月8日にサイバー攻撃を受けたもの。同日12時ごろ同社より報告があった。

攻撃を受けたのは、一部稼働を開始したばかりのあらたな配送管理システムを管理するサーバ。氏名、住所、電話番号などエアコンの配送設置情報7万3540件のデータや荷物の受け取り時のサイン画像3563件、写真553件をサーバ上より削除された。またこれらデータが外部に流出した可能性もあるという。

データが削除された経緯や原因などについては調査中としている。同社では4月11日に個人情報保護委員会へ報告するとともに、警察へ被害を届けた。対象となる顧客に対しても経緯の説明や謝罪を行う方針。

攻撃を受けたのは同社基幹システムとは異なるシステムで、データが消去されたことによる業務への影響については否定した。また今回攻撃が確認されたサーバ以外に、同社やグループで同様の被害は確認されていないとしている。

(Security NEXT - 2022/04/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

小学校で2年分の心臓検診診断票が所在不明 - 名古屋市
イベント募集の関連ファイルに無関係の20年前登記情報 - 福山市
サイバー攻撃で障害、FW更新時に設定ミス - アクリーティブ
ネットワーク機器経由で侵害、個人情報流出か - クールジャパン機構
ワークフロー管理ツール「Apache DolphinScheduler」に脆弱性
Samsung、モバイル端末の複数脆弱性を修正 - 一部で悪用も
先週注目された記事(2025年9月7日〜2025年9月13日)
AI開発フレームワーク「Flowise」に複数の「クリティカル」脆弱性
ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
住民の個人情報を議員に漏洩した職員2人を懲戒処分 - 吉野町