Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Zyxel製セキュリティ製品に深刻な脆弱性 - 機器の制御奪われるおそれ

Zyxel Networksのセキュリティ製品に深刻な脆弱性が明らかとなった。同社はパッチを適用するよう利用者へ呼びかけている。

同社製品が搭載するファイアウォールのCGIプログラムにおいて、認証のバイパスが可能となる脆弱性「CVE-2022-0342」が明らかとなったもの。リモートより脆弱性の悪用が可能で、機器の管理権限を奪われるおそれがある。

ファイアウォール製品「ZyWALL ATPシリーズ」「Zyxel USG FLEXシリーズ」「Zyxel ATPシリーズ」をはじめ、セキュリティゲートウェイ「Zyxel NSGシリーズ」、VPN製品「ZyXEL VPNシリーズ」などが脆弱性の影響を受けるという。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」と評価されている。

同社では、「NSGシリーズ」を除いてパッチ「ZLD 5.21」「同Patch 1」「ZLD 4.71」をリリース。「NSGシリーズ」についてはホットフィクスを提供しており、5月にパッチをリリースする予定。

(Security NEXT - 2022/04/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正