2月のDDoS攻撃件数は17%減、攻撃規模も縮小 - IIJまとめ
インターネットイニシアティブ(IIJ)は、2月に同社で観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。攻撃件数と最大攻撃規模ともに、前月を下回っている。
同社のDDoS攻撃対策サービスにおける検知動向を取りまとめたもの。同月に観測した攻撃は、前月の541件から17%減となる448件。2021年6月に879件を記録するも、以降は500件台で推移してきたが、2月は500件を割った。
2月は日数が少ないことも影響しているが、1日平均を見ても16.0件と前月の17.5件から減少している。1カ月を通して見ると、おおむね10件前後で推移しているが、2月18日と22日には30件を超え、27日には40件を超える攻撃が観測された。
同月に観測されたもっとも規模が大きかった攻撃は、NTPプロトコルを用いたリフレクション攻撃。約40万ppsのパケットにより、約1.49Gbpsのトラフィックが発生した。前月にもっとも規模が大きかった約232万pps、約21.15Gbpsを大きく下回っている。
同月にもっとも長く継続した攻撃も同攻撃で、約17分にわたって攻撃が継続した。

DDoS攻撃の観測動向(グラフ:IIJの発表をもとに独自に作成)
(Security NEXT - 2022/04/01 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
DDoS攻撃が前月比1.5倍、5カ月ぶりに300件超 - IIJレポート
DDoS攻撃に注意喚起、発生を前提に対策を - 政府
DDoS攻撃の観測数は微増、最大規模で約12Gbps - IIJ報告
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出
DDoS攻撃件数は減少傾向、一方で174Gbps超の攻撃も - IIJレポート
先週注目された記事(2024年12月8日〜2024年12月14日)
国際連携「PowerOFF作戦」でDDoS攻撃サービス27件を停止
DDoS攻撃件数は減少するも、最大攻撃規模は拡大 - IIJレポート
DDoS攻撃、前月から約3割減、最大攻撃規模も縮小 - IIJレポート