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「Sophos Firewall」に深刻な脆弱性 - すでに悪用する攻撃も

Sophosによると、すでに南アジア地域において、特定の組織を標的とした攻撃に同脆弱性が悪用されているという。同社は調査を進めるとともに、攻撃を受けた組織に連絡を取っている。

同社は「同19.0 GA」「同18.5 MR4」にて脆弱性を修正。さらに「同19.0 EAP」「同18.5 MR3」「同18.5 MR2」「同18.5 MR1」「同18.0 MR6」「同18.0 MR5(-1)」「同17.5 MR17」「同17.5 MR16」「同17.0 MR10 EAL4+」向けにホットフィクスをリリースした。

すでにサポートが終了している一部バージョンに対してもホットフィクスを用意しているが、ホットフィクスが提供されていないバージョンについては、アップグレードを行う必要があるという。

修正プログラムは、デフォルトで有効となっている自動インストール機能を通じて配信しており、設定を変更していなければ特に作業は不要だとしている。

また脆弱性の影響を緩和する対策として、ユーザーポータルやウェブ管理画面に対するインターネットからのアクセスを遮断し、VPNや「Sophos Central」を経由で「Sophos Firewall」へアクセスすることを挙げている。

(Security NEXT - 2022/03/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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